小型蓄熱バーナー付ローレンジのご紹介

高い熱効率

一般のガスレンジは「裸火」であるため、燃料ガスのエネルギーの大半(75%)は厨房内に漏れてしまいます(下図−@)。
厨房内に漏れた「熱」により、厨房の温度が上昇し、エアコン・換気設備の負荷上昇をもたらしてきました。
(図中のデータは当社測定結果に基きます)

本機は「蓄熱式熱交換器(回転式蓄熱体)」を備え、密閉空間内にて燃焼させた燃焼排ガスが持つ「熱」を燃焼用空気予熱に有効利用します(下図−A)
従来、厨房内に放出していた「熱」を燃焼用空気予熱に利用することで、
@ 厨房内への熱放出を断ち、
A 燃料消費量を従来の半分以下に節約
  することができます。
(図中のデータは当社測定結果に基きます)

図−@  

図−A  


一般のガスレンジと同じ時間でお湯を沸かす場合、
 ・燃料消費量は5割以上減ります (16,000kal/hr → 6,700kcal/hr)
 ・厨房への熱の放出は、7割以上減ります (12,000kcal/hr → 2,700kcal/hr)

赤い炎

一般のガスレンジは、予め燃料ガスと燃焼用空気を混合した気体をノズルにて燃焼させます(予混合燃焼)。このとき、炎の色は青色となります。 一方、本機はノズルから噴出した燃料ガスが、燃焼室内の予熱空気を取り込んで燃焼します(ろうそくが燃えている状態と同じです)。このとき、炎の色は赤色になります。 赤色の炎は、青色の炎よりも鍋に熱を伝える性能が優れています。

安定した燃焼

本機は、耐火材と鋳物製の加熱板とにより密閉された燃焼室を備えています。この燃焼室内の炎は厨房内の風の動きに左右されることなく、常に安定した炎となります。 万一、運転中に炎が消えた場合(停電など)は立消え安全装置と燃料ガス遮断装置とにより自動停止します.

むらの無い均一加熱・・・余熱について

本機は、耐火材と鋳物製の加熱板とにより密閉された燃焼室を備えています。炎の熱を鋳物製の加熱板を介して伝えることで、鍋底の温度は均一となり、 慢性的な焦付きの発生を防ぎます。